2017年7月23日日曜日

リモージュ ハンドペイント 薔薇のティーフォーワン セット


リモージュ ハンドペイント 薔薇のティーフォーワン セット

リモージュのとびきり素敵なティーセットをご紹介いたします。
薄い若葉色を背景に丁寧なハンドペイントで瑞々しい薔薇を描いたティーフォーワンです。
画像では解りにくいのですが、背景には白にちかいごく薄い若葉色が塗られており、独特の夢の世界に誘われるかのようです。

フチや注ぎ口はブラッシュの効いたゴールドトリムで、ハンドルやポットのふたはベージュ色を背景にこちらもブラッシュの金彩で飾られています。
これはベージュ色を地にして上に金がかかっているように見えますが、丁寧に塗り分けてあり、あえてかすれているような表現がされています。
金自体もマットな落ち着いた色味で全体の雰囲気に良くなじんでいます。

絵付けは全てハンドペイントで、水彩のような美しい透明感と濃淡のあるタッチが薔薇の瑞々しさをより引き出しています。
青々と豊富に茂る葉は、深みのあるグリーンとブルーグレーで描かれ奥行や影の涼しさを感じさせます。
まだ緑のがくに覆われた小さな蕾もこの薔薇の若々しさを示しています。
そして何より目を引くのは咲き誇る大輪の薔薇。
生地の白を活かす塗り方をしているのですが、他の部分の背景を薄い若葉色で塗っているため、花の中の白さが際立って輝いて見えます。
重ねられたピンクのグラデーションはまるで薔薇の花そのものです。
また咲いている薔薇のがくは緑色の中ではもっとも濃く、くっきりと描かれており、花のローズピンクとのコントラストがとても美しいです。
花びらや葉のふち、がくや茎の一部にも立体的にハイライトが置かれています。

形状自体も薔薇の花を思わせるもので、ポットやクリーマーは薔薇の蕾のようなフォルムで、シュガーボウルはドレープのついた薔薇の花びらを模しています。
ハンドルもそれに合わせるように植物的な曲線を描いていてとても優美です。


カップ&ソーサーの裏にはT&Vの、ポット、クリーマー、シュガーボウルの裏にはH&Coのマークがある他、
全てのピースに共通して手書きでCPとサインがされおり、同じタッチで1900と添えてあります
マークとサインから恐らくカップ&ソーサーはTressemann&Vogt、それ以外はHaviand&Coで焼かれたもので、
1900年に絵付けをしてセットとして出されたものと思われます。
いずれもリモージュらしい丈夫で質の良い磁器で、ひびやかけ、貫入等は無く、使用によるスクラッチや擦れ等もほとんど見られないエクセレントコンディションです。

ティーフォーワンはその名の通り、一人でお茶を楽しむのに丁度良いセットです。
手紙を書きながら、読書をしながら、或いは家事や仕事の合間の自分へのご褒美に、
もしかしたら現代人が一人でお茶をする機会は当時より多いかもしれません。
そんな毎日のお茶の時間を、この素敵なリモージュの薔薇はより素晴らしいものにしてくれるでしょう。


ローズガーデンセールもあと1週間と少し、こちらの商品も期間中は20%OFFです。
またプレゼントもご用意してお待ちしておりますので是非ご覧になってくださいね

2017年7月11日火曜日

シェリー レア マルベリー色のガーランドとフラワーバスケット カップ&ソーサー エクセレント

シェリー レア マルベリー色のガーランドとフラワーバスケット カップ&ソーサー

シェリーのとっておきを2客入荷しました。

ドレープが中央から放射状に広がるような、シンプルながら完成された美しいシェイプをしており、
高貴さの漂うマルベリー(桑の実)色の丁寧な転写でガーランドとフラワーバスケットの絵付けがされています。

このマルベリー色、とても上品で落ち着いた色合いですが、なかなか出会う事ができないレアなお色なのです。

しかも貫入やキズはもちろん、スクラッチや金彩の擦れ等もほとんどみられないエクセレントコンディション、見つけた時はとてもうれしくなりました。

ちょうど今、庭に桑の実がなっています。

ああ、この色なんだなぁと思いながらつまんだりしています。

2017年7月6日木曜日

ローズガーデンセールのお知らせ

皆様いかがお過ごしですか
我が家の庭にもやっとばらが咲きだしました。
目立たないながら、うすいピンクの小さな花を元気いっぱい咲かせている野ばらの姿に心を動かされます。
パストラーレでは日頃の感謝を込めて、上記期間中
薔薇関連を 20%OFF
その他の品を 15%OFF
(クリアランスを除く)
にてご提供致します。
先着で素敵なプレゼントをご用意しておりますので
この機会に是非ご来店くださいませ。

詳細はこちら

 

それからとっても素敵なリモージュを2点仕入れる事ができましたので、ご紹介いたします。

一品目はこちら

リモージュ エリートワークス マルシャル・ルドン ハンドペイント「天使とカナリア」飾り皿


なんて愛くるしい天使なのでしょう。
陽射しを受けて輝く天使の肌。
やわらかく咲き誇る薔薇の花。
淡い色合いのカナリアたち。
画面全体から「光」を感じさせます。
溜息が出る程素敵な飾り皿です。

リモージュ製だけあって生地の質も良く、エクセレントコンディションです。
自信をもっておすすめできる素晴らしいお品です。

こちらも薔薇が描かれていますので20%off対象商品です。

 

もう一品はこちら

リモージュ アビランド 青い勿忘草 カップ&ソーサー 水色

容姿においても、絵付けにおいても、商品自体が醸し出しているロマンチックで味わい深い雰囲気。
砂糖菓子を思わせるさらっとした質感のミントブルーの背景とビジューの装飾。
透明感のある勿忘草の絵付け。
辿った年月に想いを馳せたくなるような魅力的なカップ&ソーサーです。

リモージュの希少性が高い今、一年に一度出会えるか出会えないかのとても素敵なお品です。

こちらには薔薇は描かれていませんが、今回のセールでは薔薇以外のお品も15%offになっています。

 

それからきっと掘り出し物が見つかるクリアランスコーナーにも商品をたくさん追加しました。
お買い得品がいっぱいありますので是非ご覧になってくださいね!

2017年4月12日水曜日

Pastorella Spera Spera


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イラストレーターY・FUKUNAGAこと福永由美子さんの便せんを長く愛用しています。
これはずい分前のものです。
上が表紙で、下が便せんです。
描かれている音符については何も知ろうとしなかったのですが、
昨夜、久し振りに取り出して眺めながら音符をハミングしてみると、
ちゃんとした曲のようではありませんか。
YouTubeで探したらありました!
イタリアの歌で、可愛らしい少女が歌っているのが見つかりました。

Pastorella Spera Spera(M.A.Bononcini)
「羊飼いの娘よ 希望を持ちなさい」
という意味だそうです。
何だかとても嬉しい発見でした。







未明から雪が降りだしてあたりはまた真白になりました。
フワフワ フワーリ 白い花びらが舞っています。

2017年3月20日月曜日

パストラーレ2周年セール開催中です

2周年セールをお楽しみ頂いている皆様に、新着商品のご紹介です。

こちらはリモージュのシャルル・マルタンというメーカーのデミタスです。

春らしいピンクの花(アーモンドか桜でしょうか)の木洩れ日の中につがいの小鳥が仲良くとまっています。

小鳥は色味の異なる金で胸や羽、頭等が塗り分けられ、クチバシや羽毛は立体的に盛った金で表現されています。

全体的に質感というか、ふわっとした毛並みが感じられてとても愛らしいですね。

こちらも期間中はセール価格となっていますので是非ご覧になってくださいね。

http://www.antique-pastorale.com/?pid=107221380

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お風呂の時間が少しでも楽しくなるようにとアマゾンでバラのシャンプーを買いました。

2017年3月9日木曜日

悲愴

25年通った病院で5人のドクターにかかったが、残念ながら病状に改善が見られないため思い切って止めて別の病院へ移行することにした。
カウンセリングや薬は出来るだけ出さない治療で定評のある、この病院のドクターに、私は一縷の望みを託すことにしたのだ。
新しいドクターに私の事を良く知ってもらい、正しい診断を導き出していただけるよう、前もって35年間の経緯をノート4面にまとめて持参した。
診察までの長い時間は不安で落ち着かなかった。
名前を呼ばれ診察室に入ると、ドクターはあらかじめ私の資料に目を通しておられたようで、開口一番
「うーん非常に難しいですねぇ」「双極性障害ですよ」「ここで出来ることはこの状態を保ち、これ以上悪くしないようにする事だけです」
「双極性はうつの親戚と言われてきたが、全く別の脳の病気、カウンセリングでは治らない。薬です。開発中ですが、いつできるかわからない」
(悪い事に私には薬アレルギーがあり、過去2回入院し死にかけた経験がある)
「期待はしない方がよい」「前の病院に戻ることも良いのでは」と。

それではもう私を受け入れてくれる場所はどこにもないのか?どこに行けというのか?
改めて治る見込みなしと宣告されてショックを受けた。
寂しかったそしてとても悲しくなった。

病院から帰ってきた。1日がかりの病院、私はとても疲れていた。
ベートーベンピアノソナタ「悲愴」が聴きたくなった。
29歳のベートーベンが、作曲家として致命的な難聴という病になった頃作曲された曲だ。
大空に暗雲をおき、涙の雨が時に激しく、時にやさしく深い悲しみの旋律を奏でている。
まるで、はるか彼方にある天の父と地上にある人間が呼応しているようだ。
自分の過酷な運命を嘆くだけでなく、全人類の普遍的な苦しみを描いており、非常な美しさとあたたかさに満ちている。
ああ! なんと崇高なベートーベンの精神よ!

20歳の頃、私は父を誘って父娘でウィルヘルム・ケンプのベートーベンのコンサートに行った。
その時、ふと父を見ると、ケンプの弾くピアノに感動し目に涙が溢れ頬をつたい落ちている。
父が泣いているのを見たのはこの時1回だけである。
この4年後、父は急死するのだが...
父は晩年、病などの苦しみを抱えて心が荒んでしまっていた。
しかし、この時固く閉ざした心の扉に神様が憐みをもってやさしく触れ開いてくださったのだと思う。
その時流れていた曲もきっと「悲愴」であった。
そんな気がしてならない。



ベートーヴェン ピアノソナタ8番 悲愴
Eric Heidsieck エリック ハイドシェック
ベートーベンの曲に込めた思いを深くくみ取った、清潔で気高く端正な演奏だと思います。























3月15日 追記
アンティークパストラーレでは3月14日~4月4日まで2周年のセールを開催中です。
期間中5%~最大60%OFFとなりますのでこちらも是非ごらんくださいね。
http://www.antique-pastorale.com/


2017年1月21日土曜日

カラマツの姿


20年ほど前のある冬の日、まだうつ病の症状の軽かった頃のお話です。
雪で真っ白になった道を気の向くままに歩いていきました。
ゆるやかな坂をゆっくり登って行き、ひと息ついて振り返ると、下の方にカラマツの林が見えました。
太陽の光を受けてキラキラ輝いていました。
私はその美しい光景に心を強く打たれたのです。
「なんて美しいんだろう!!」と、
大地にしっかり根をおろし、天に向かって真っすぐに立つ様は誇らしげで神々しくさえありました。
この子達は自分でここに来たいと思って来たのではありません、人がここに植えたのです。
なのになぜこんなに美しいのでしょう。
それはもしかすると、思い通りに行かなくても、良くなる事を信じ、精一杯に成長した姿だったからではないでしょうか。

うつ病と診断されて25年たちました。
折に触れてつづった私のノートはどこのページを開いても
「苦しい」「つらい」「疲れた」の文字が書かれています。
私の人生の半分をうつ病という影がおおっています。
これはいったいどうしたことでしょう。
神様は、人の目にはどう見ても悪いと思える、やりたくない宿題を出されます。
でもそれは愛する我が子のためにそうされるのです。
その宿題をお受けして真剣に取り組んだ人は、人の痛みに寄り添うことのできる人に一歩づつ近づかせていただけるのです。
それはイエス様の香りをまとった内面の美しい姿です。
そんなことも忘れて、なんと長い年月、私は神様の宿題から学ばなかったことでしょう。

自然は神様のことを沢山語ってくれています。
私はあの美しいカラマツたちのことを思い起こそうと決めました。
神様の宿題。
たとえ苦しくてもそこに居なさいという所に居、やりなさいという事を精一杯することを。
『神さま、あなたは私にはできると信じておられるのでしょうか、私にそれができるよう助けてください』
人生最後の日に振り返って見るときに、私という木が天に向かって美しく輝いていることを夢見ながら。


シベリウス 作品75《樹の組曲》より 第5曲 樅の木  ピアノ 舘野泉